妹の思い出

26年前になるでしょうか?おそらく『編みぐるみ』と言う言葉もなかった頃の作品です。
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私には11才離れた妹がいました。
名古屋の短大を選んだ妹は通学に便利なので2年間私達と一緒に暮らしました。
11才も離れているとお互い記憶にも残らない頃しか一緒に過ごしてないので
この2年間は私達にとって中身の濃い貴重な日々でした。
短大を卒業した妹は三重に帰り官公庁関係に勤めました。
時々「オネエチャ~ン」と遊びに来る妹。一人前の大人になっても私には可愛い妹。
その妹に(何を考えてたのでしょうね?)写真の人形を編んでプレゼントしたのです。

孫に何か(ヌイグルミ)作ってやろうかな?と考えている時
思い出したのがあの人形。久し振りの対面でしたが自分で見てもビックリ!

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編み物が好きで物心ついた頃から独学で何か編んでいました。
この人形も、「こんなのあったら面白いかも?」と考え
製図を書いて割り出し計算をして・・・試行錯誤の末出来た作品。

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ボディも手足も全て編んで、毛糸以外は中のコットンだけです。
タートルネックまで編んで、おまけにセーターはアラン模様!
靴まで編んでありました。
感動通り越して笑えて来たのはスタジャン着ている!しかも胸にはエンブレムまで。

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                  26年も経つと頭に白いものが・・・。

10年前の雨の朝、交通事故で帰らぬ人となりました。
あの日名古屋は朝から快晴で、職場のラジオが「三重県地方は大雨警報・・・」
ボーっと聞きながら隣同士の県なのに・・・なんて考えていた頃だったのです。

この人形は4才下の妹が引き継いで大切に持っていてくれました。
妹の話では着替え用の白いカーディガンもあるんですって!
苦心して作った記憶はあるのですが、着替えまで作っていたとは・・・。
妹は身近に置いて妹を偲んでいるそうです。

もう一体作ろうかしら?そんな気持ちになった田舎での出来事でした。
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by hinamatsuri2005 | 2006-09-23 10:47 | 作品(編み物)
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